ひげ先生の健康コラム

 ひげ先生の健康コラムでは、うつ病や眼精疲労等で来院された患者様からの声も紹介しています。

 この他にも日々の健康管理に役立つ情報等随時掲載していきますので、ぜひ御覧下さい。

柔道整復師 緒形 篤

2017年09月

2017.09.27

体操のお話

 今日は体操のお話、私はもうかなり以前から(10年以上も前から)肩回しと軽いスクワットをほとんどの患者さんに御紹介しています。

 年齢を重ねると四十肩、五十肩や変形性膝関節症が原因で肩や膝の不具合を訴える方が増えてまいります。頸肩のコリも同じです。そんな患者さん達に日々の生活内容をうかがってみるとほとんどの方が「何らの運動もしていない」と胸を張っておっしゃる。

 加齢に伴い筋力はもちろん心肺や内臓の機能も低下し、自宅の階段の昇り降りすらつらいものになってまいります。にもかかわらず「全然運動らしいことはしていないの」…それでは困るのだ。まして最近ではスマホを老若問わず2時間以上もイジッているのが普通。その結果、頸肩はもうガチガチ。そんな方達にお勧めの体操がコチラ!!

  1. 両肘を曲げて肩と同じ高さにその肘を水平に上げる。
    その肘を円の中心として後上方に上げる事を特に意識しながら両方を同時に同じ方向(後ろ回し)に大きく円を描くように回して下さい。
    あの広島カープからドジャースに移って大活躍している前田健太投手。あの「マエケンの肩回し体操」。彼は肘をグルグル片方を前、他方を後に交互の位置にしながら回していましたネ。それとは異なり同時に両肘を同じ回転のタイミングで後ろ回しして下さい。マエケン体操も悪くはないのだけれど私達の生活はほとんどの人は前屈みで肩甲骨は前方に引っ張られています。だから「左右同時に後ろ回し」の方が良く効くのです。
    御自身で先ずはやってみて下さい。違いがわかります。
  2. そして、両肩を回しながら両膝を軽く曲げて下さい。
    両足の間隔を10cmほど開いて足底をほぼ平行にして、上から見て爪先から膝が出ない程度に軽く1秒間に2回位のリズムで「チョンチョン」と。
    一部の医師はかなり深い所まで膝曲げを要求し、いかにも「スクワットです。」というレベルまで指導なさっています。これはけっこうツライんです。続ける元気がなくなってしまう。本当に「チョンチョン」で良いのです。

 一緒に両肩も「グルグル」。1秒間に2回位の感じ。5分も続けたら500回できますヨ。

 でも無理はダメ。最初のうちはキットつらい。1日に何回かに分けてやってみて下さい。大事なのは毎日続けること。阿見の「まいあみ」の頃、変形性膝関節症の80歳近い女性が体重を7kg減らして2か月間このスクワットをやっただけでナント!「痛みがなくなったよ!」ってワザワザ当院までいらして下さり、目の前を何度もスタスタ歩いて下さいました。

 嬉しかったなあ!!(^_^) (^_^)(^_^)

2017.09.20

夜、眠れない方。理由のない不安で胸が一杯の方。鍼(特に顔鍼)をしましょう

 最近うつ病に関する話題がTV番組でも取り上げられたり、ニュースなどでうつ病患者の自殺が毎日のように報道されております。現代はストレス社会、職場や近所のような身近でも「うつ」の話もそれほど珍しいものではなくなりました。患者数は年々その数を増し、80万人に及ぶとも言われております。

 では「うつ病」とは何なのでしょうか?一言で「うつ」と言うものの患者それぞれに症状は異なるものなのです。意欲の低下や不安な気持ちのような「こころの症状」。眠れない、食欲がない、呼吸をするのが苦しい、動悸が激しい、強い口渇感がある、などの「からだの症状」に分けることができます。一つ一つの症状について言えば我々誰もが経験したことがあり、患者本人すら自分が「うつ病」であると自覚している方は少ないように思われます。

 既に心療内科や精神科を受診し、医師の指導のもと精神療法(対話を通してカウンセリングを受ける)、薬物療法(抗うつ薬、抗不安薬、睡眠薬の服用をしている)でかなりの改善を得ている方も多いと思います。反面、薬物療法に対する漠然とした恐れ(副作用や服用期間が長期に及ぶのではないかとの不安)から心療内科や精神科の受診をためらわれている方も多くいらっしゃるように思われます。

 「うつ病」の患者さんは「からだの症状」のうち睡眠障害(「なかなか寝つけない」「睡眠が浅く、すぐ目が覚めてしまう」「睡眠時間が極端に少ない」etc.)を訴える方が、かなりの数にのぼります。生理学的には安らかな眠りは自律神経のうち副交感神経が優位の状態(夜間であることが多い)で得られます。眠れない方は、夜間でも神経が昂っている交感神経優位の状態であると言えます。こういう方は顎の筋肉=表情筋が硬化しているケースが圧倒的に多いように思われます。顎の堅い方に顎ハリを施術すると筋肉の緊張が解け(現にとても柔らかくなります)、精神の安定や安らぎを得ることができます。実際に当院でも「うつ病」の自覚のある患者様(診断を受けた方もいらっしゃいます)達から「施術を受けてからよく眠れるようになった」とのお声をたくさん頂戴しております。

 針の施術は顎ばかりでなく全身に施しても15の平安を患者様達に提供することができます。その結果として良質の眠りを患者様達が実感していただけます。

 「うつ」と切り離しても夜間の睡眠の質に不満を抱いている皆様に鍼治療を一度だけでもお試しいただきたくご案内申し上げます。

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